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「#SaveOurLife」の記者会見を見て感じたこと思ったこと広めたいこと考えていることを真面目に発信します
新型コロナウイルス対策で自主的な自粛からはじまり緊急事態宣言が発令され、ありとあらゆる業種が自粛の波にのまれ社会が混沌としている中、政府が打ち出した生活を守るための保障により助けられる人がいるなかで、差別区別されなんの保障も受けられない人たち業種があります。
その人達が、訴えた記者会見「#SaveOurLife」を見て、切実に話す皆さんの姿にキワさんは心を打たれました。
キワさんは性に関するブログを運営し活動しています。
全部紹介したいのですが、今回キワさんは、ブログタイトルにもあるとおり妃咲姫さんの記者会見「セックスワーカー」の訴えについて本当に真面目に書きますので、しばしお付き合いの程をお願いします。
「#SaveOurLife」記者会見とは
■私たちSaveOurLifeは、緊急事態宣言が解除される予定だった5月7日(木)昼に東京で大規模な記者会見を開きます
私たちが行っている署名活動のひとつに、『SaveOurLife. 新型コロナウイルス感染拡大防止に努めるあらゆる人の仕事と生活を守る継続的な支援を求める署名』があります。この活動を進めるにあたり、新型コロナウイルス感染拡大の中で、署名活動や声明の発表など、各分野で多くの方たちが声をあげているのを目にしました。終息の見通しが立たない中で、労働者や事業者だけでなく、あらゆる立場の人たちが苦しんでいることをあらためて知りました。今回の記者会見は、SaveOurLifeの活動のひとつの集大成として、出来るだけ沢山の、様々な声を集め、それぞれの窮状を訴えたいと考えております。“自粛要請と補償はセット”という私たちの主張からさらに裾野を広げて、「それぞれのSaveOurLife〜命と仕事を守ろう〜 日本に住むあらゆる人々の暮らしと職を守り、継続的な支援を求める記者会見」として会見を行います。あらゆる業種や立場の垣根を越えるこの記者会見が、国を動かすための歴史的な一日になることを願い開催致します。
※https://www.dommune.com/streamings/2020/050701/
正直サラリーマンをしていると、今回の自粛で直ぐに生活に困るという状況にはなりません。
しかしながら、音楽関係者や飲食店、各種販売店や居酒屋、風俗店や性風俗などに関わる人達は自粛での休業は死活問題であるということは想像ができます。できますが、自分のこととして実感が沸かないのも事実です。
政府関係者である公務員や国会議員、各種メディア関係者だって急に今日のおまんまが食べられないという状況に陥ることはありませんよ。
なので、そのような状況に陥っている人の声をきちんと正確に発信することで、世論を動かし国を動かし、営業自粛、外出自粛要請の影響を受けているすべての中小企業、個人授業主(フリーランス)の継続的な国の支援を求める記者会見が実行されたのです。
切実な生の声が聞ける記者会見
記者会見は4時間30分に及ぶ長時間の発信でした。
その様子はユーチューブでもアーカーイブされていますので、ぜひとも見ていただきたい。
https://www.youtube.com/watch?v=O4igfnXcksc
記者会見でそれぞれの業種に関わる方が現状の陥っている状況や国や世論に訴えたいことを発言していました。
出演者は以下の通り
●出演者:奥田知志(ひとりにしない支援 NPO抱樸/牧師)*リモートでの出演
春日空(入管問題についてのさまざまな活動を行う個人有志の集まり #FREEUSHIKU)
Nakayama Yoshiko(非常勤講師)*声明文代読
鈴木将 (カルチャー・オブ・エイジアスペース事業部 部長/clubasia店長)
北條誠人(映画館 ユーロスペース/SAVE the CINEMA)
中津留章仁 (劇団TRASHMASTERS主宰/劇作家)
寺田(保育士)*声明文代読
ありさ22 *リモートでの出演、東さゆり(笑えるナースコミュニティ𝐅𝐮𝐧𝐧𝐲)
出ッ古直美(Strawberry jams 株式会社代表取締役社長)*リモートでの出演
K.E.I (美容室 OOO YY)
甲賀 香織(一般社団法人日本水商売協会)
ホストクラブ関係者(匿名参加)
げいまきまき(セックスワーカーの労働と健康を応援する団体 SWASH)
妃 咲姫(LGBTセックスワーカー)& 太賀 麻郎(プロジェクトSEXワーク相談役)
會田洋平(飲み屋 えるえふる)
飲食店店主(匿名参加)
西形公一(池袋ロマンス通り商店会 副会長)逢坂誠二 衆議院議員(立憲民主党)
安藤裕 衆議院議員(自民党)
小池晃 参議院議員(共産党)
福島瑞穂 参議院議員(社民党)*リモートでの出演篠田ミル(音楽家/SaveOurLife)
スガナミユウ(ライブハウス・クラブ LIVE HAUS/SaveOurLife)
*順不同※https://www.dommune.com/streamings/2020/050701/から引用
いろんな業種の方がたくさん出演し、それぞれの声をきいてキワさんは胸が熱くなました。
分かっているようで、全然知らなかった現状・・・
そのすべてを紹介したいのですが、個人のブログではちょっと現実的ではありません。
なので、このブログの題名にあるように「妃咲姫さん」が会見した内容をもとに考えていみたいと思います。
セックスワーカーの現状
会見内容のアーカイブ
まず初めに、LGBTセックスワーカー妃咲姫さんと、プロジェクトセックスワークより太賀 麻郎と今賀はるさんお願いいたします。
私達はセックスワークに関する権利や労働権に関してつい最近立ち上げた団体です。
コロナの影響を受けて現状、セックスワークの業界はとても非常に厳しい状況になっています。
セックスワークの現状は実際に閉めているお店が沢山あり、吉原を始めほとんどお店がシャッターが閉まっている状態になっています。
一方、開けているお店について。特にデリバリーヘルスのお店などを始めとして開けているいているお店はあります。
その開けているお店で働くワーカーやスタッフは、常に感染の危険性にさらされながら働いています。
開けているお店に対しては「なんで今みたいな時期に開けているんだ」などと批判を受けることがあります。
しかし働いているワーカーやスタッフ、それにお店に対して一方的に責めるという事も出来ない状況になっています。
それぞれ生活があります。お店も保って行かなければならないです。そういう状況で仕方なく開けているお店もあります。
そこに遊びにくてくれるお客様がいます。彼らも世間的には「こんな状況の時に遊びにくるんだ」という風に責められてます。
一般的にはそういう風に見えるかもしれないが、「普段から遊びに来ていて、こんな時だから支えたい」と風俗業界に働く人々を応援の意味も込めて来てくれている方がいるので、彼らを責めるのはちょっと厳しいのではと思っています。
ワーカーなどそれぞれ働いている人達も「自分が感染してしまったらどうしよう」「お客様にうつしてしまったらどうしよう」と不安を抱え、私自身も仕事をしている状態でいろんな葛藤の中で働いているという状況です。
そもそもセックスワーカーが働く背景についてです。
この業界は沢山の人が働いています。
いろいろな目的で働いている方がいるので、一概にこうであると言うと変にスティグマを生んでしまうので、決めつけることは言えないが、実際にお金に困って働いているという人も沢山います。
例えば生活費はもちろん、子供の養育費を稼ぐシングルマザーもいます。借金の返済だったり、自分の学費を稼ぐ学生さんがいたり、実家自体が生活に厳しくて親に仕送りをしている方々、様々な理由で働いています。
色んな事情を抱え、普通の自分だけのの生活を送る以上の月に何十万と必要という方々もいます。
自粛をしたくても様々な支払いというのはストップされず、休むことは出来ないという状況の方もいる一方、休まざる負えない状況になっている人もいます。
お店が閉まってしまったり、家族が家にいてどうしても働くことができない状態になってしまい、生活に行き詰まりそうだという人もいます。
現段階でも厳しい状況になっている方がいますが、緊急事態宣言が5月31日まで引き伸ばされたということで、これからもっとひどくなる状況の方も増えるのではないかと思います。
今まではワーカーに関しての話でしたがが、風俗店に関してお話します。
「ワーカーに対する保障をすべき」という主張をすると、それに関して賛成してくれる方は多いと思います。
先日の休校などによる保護者の保障、助成金のときも「世論でそれはおかしいんじゃないか、水商売とか風俗業をそこから省くのはおかしい」という意見がなかりありました。
つまり「セックスワーカーを保障から外すのは違うんじゃないか」というのが世の中的に一定の理解があると思うのですが、それがお店、風俗店というものに対する風当たりはキツイのはないかという感覚です。
持続化給付金の対象はセックスワーカーはなるが経営者側はならないという事実があり、風俗店に対する風当たりはキツイなと思っています。
風俗店というと「反社会勢力の絡みがあるんじゃない」「脱税しているんじゃない」「人身売買しているんはないか」とか疑いがあります。
こういった悪いイメージが強く批判を受けてしまう事が多いが、実はヤクザ絡みでもなんでもないという「ホワイトなお店」が今は実際にあるので、すべてを一括にされてしまうのもちょっと違うなと思います。
風俗店の休業により客足が遠のくのにつれ、最近、風俗嬢さん達が個人売春に走ってしまうという話があります。
実は、お店を挟むというのは、お店が風俗嬢さんたちを守るという役割があります。
お店を介することで、変なお客さんが来ないようにと抑止力になったり、お客さんが危ないことをしてしまったときにお店が間に入って対応してくれる役割をしており、お店という抑止力でセックスワーカーの安全が保証されています。
一人で働くよりはお店を挟んだ方が安全という状況があるので、コロナの影響で個人売春に走ると方が増えるというのはかなり危ない状況だと思います。
なので、お店をしっかり保証してあげるというのは、ワーカーの安全を守るという意味でもとても大切なことなのです。
現状の、「お店はちょっと」という風潮は 世間的なイメージが悪いというのがあると思うが、そういうところは考えた上で、しっかり国には対応をしてほしいなと考えます。
結論的に言いたいことは、性産業というと、人によってイメージは色々あるとは思いますが、大昔から存在し続けてきた仕事で、社会にいろいろ貢献してきました。
人々に癒やしを与えたりなど、ただの性欲処理だけでなく重要な役割を果たしてきたと思います。
なので、他の業界も「国が保証してくださいよ」と一生懸命頑張っているところではありますが、セックスワーカーや性産業も他の業界と差別することなく、同じように扱って保障の対象として欲しいと思っています。
※文字起こし及び校正~キワさん(読みやすくするため若干の校正をしています。)
妃 咲姫(LGBTセックスワーカー)& 太賀 麻郎(プロジェクトSEXワーク相談役)
「セックスワークの現状は非常に厳しいものになっている。吉原だとシャッター街の様相。現在働いている人も、感染の危険性にさらされながら働いている。営業することに対する非難もあるが、生きていくために必要な現実がある。利用する客をバッシングする風潮もあるが、応援するためにあえて来てくれる人もいるので、彼らを責めるのも厳しいと感じる。
風俗業で働く人の事情や目的は様々で一概に言えない。自粛をしたくても様々な支払いのために休むことができない人もいれば、働きたいのにお店が閉まって働けない人、家族の仕事が無くなって休めない人、様々な人がいる。
ワーカー個人に対する補償を、セックスワーカーという理由で除外するのはおかしいという声は大きい。だが風俗店などの経営側に対する風当たりは厳しいものがある。
風俗店には悪いイメージが強いため、そういった厳しい状況だが、ヤクザがらみとか人身売買などとは無縁のホワイトな店も今は多い。
店が閉まったために個人で働こうとして、安全が脅かされる人が増えてしまうのではないかという懸念もある。
世間的なイメージが悪いというのはわかるが、ワーカー個人を守るためにも風俗店を守ってほしい。
性風俗は社会の一部を担っている、世の中にたくさんある仕事の一つ。そのように分け隔てなく扱って欲しい。※https://note.com/oriduru1970/n/n0380f2641d43 から引用
記者会見全映像
https://www.youtube.com/watch?v=O4igfnXcksc
http://save-our-space.org/
記者会見を見て感じたこと
前述のとおり、キワさんはサラリーマンです。
コロナ自粛によって今日明日のおまんまが食べられないという状況にはなりません。
各種メディアの報道により、個人業主や中小企業、休業要請により影響がある飲食店や販売店、風俗業などに関わるスタッフが休業要請により困っているということは理解たしたつもりでした。
そして記者会見を見て、実際に何を困っているのか?
当事者外の我々が何をできるのか見えてきましたので記事にします。
【妃咲姫さん、プロジェクトセックスワーク 太賀さん 麻郎と今賀はるさんの会見を見て、感じたこと、当事者外ができることにについて
当事者外のお前に当事者の何が分かるんだ!と矢が飛んできそうです。
正直、当事者にならなければその苦悩は絶対に分からないと思います。
分かったふりをするのはもっと駄目で、当事者を傷つけてしまうと思います。
だからと言って、最近の日本人が陥っている自分以外を否定して攻撃することも人としていけません。
見て見ぬ振りも人として終わっています。
じゃあ、どうすればいいのか?
自分以外を受け入れて理解しようと努力することなんです。
批判したり排除したり無関心だったりより100倍1000倍マシです。そして理解しようと努力することで、なにか自分が協力できることはないのかと考えるようになります。
その力が沢山合わさることで大きな力となり、国だって動かせるとキワさんは信じています。
会見を超要約するとこんな感じ
長期的な休業要請により性風俗店が閉まると、様々な理由で働いていたセックスワーカーの生活ができなくなる
店が間に入ることで確保されていたセックスワーカーの安全が保てなくなる
性風俗店の悪いイメージが固着しすぎて保障という発想に至っていない
性風俗店を保障して守るということはセックスワーカー個人を守ると言うことである
はっきり言って国が職業的差別をして保証対象を区別していることは明白です。
国難の時に職業的な差別をしている場合でしょうか?
キワさんは、職業的な差別は大嫌い!
何故か!キワさんが幼い頃に死んだ父がよく言っていたことが
- 世の中にいらない仕事は無い
- 将来就いた仕事に誇りを持って働け
- 人の仕事を批判したり羨んではいけない
- その仕事をしてみないといいところも悪いところも分からないだろう
- 世の中の働いている人に日々感謝して生きろ
ということでした。
そう、世の中にいらない仕事は無いし、みんな必死に生きている。
だから、批判も羨んでもいけないし自分の仕事に誇りを持たねばいけない。
日本人の老若男女皆が忘れていることなんじゃないかな?
だから、セックスワーカーの仕事や性風俗店も社会にとって必要だし、コロナウイルスの自粛で切り捨ててはならないと思う。
この世で切り捨てていい職業なんて絶対にないんだから、別け隔てなく公平に国民を助けるべきなのです。
じゃあ、僕たちは何ができるの?
できることから始めよう
キワさんができること
- 無関心にならず当事者を理解しようと努力する
- ブログやツイッターでの発信拡散
- 支援を求める署名
- ツイッターなどで拡散
こんな簡単なことです。
さあみなさんは①と③はできるはずです。
混沌とした世の中を良くするために、人にやさしく人間らしく生きるため①を
その支援に③④を実践してみませんか。